「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】なぜ、浦和に内容で勝りながら、鹿島は勝てなかったのか?(後編)/明治安田生命J1リーグ2ndステージ第12節 浦和レッズ戦(2015.09.27)

 内容で上回り、肉弾戦の連続に相手はボロボロになっていた。「鹿島、強し」の印象を植え付けることには成功したが、それを証明するには、もう一度試合を戦うしか方法が無い。再戦するにはチャンピオンシップ出場を果たすしかなく、年間順位で3位のFC東京との勝点差は、残り6試合で9に開いてしまった。直接対決がないなかでのこの差は痛い。チャンピオンシップ出場のために、現実的に残された道は、2ndステージ優勝しかないだろう。そのためには残り試合を全勝するしかない。

 ただ、これだけの内容のゲームを演じながらなぜ勝てなかったのか、それを踏まえて進む必要がある。2点目は明らかに曽ヶ端準のミスだが、いくつかの分岐点があった。

 

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