「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレイヤーズファイル】DF4 山村和也/いま結実しようとするたゆまぬ努力(2015.10.09)

 腰を少し落とした状態のまま、右斜め後ろにサイドステップを踏むと、今度はスッと左足を後ろに引き、左斜め後ろに下がる方向を変える。さながらバスケットボール選手のような動作を繰り返すことが、試合前の恒例になった。

 俊敏性に優れた選手たちと相対すると、時として身体の大きさはハンデとなる。もともと身体は大きく、懐は深いため速く動ける必要はない。対峙する相手に逆を突かれても瞬時に反応できること、身体の近くを通るボールに対しパッと足を出せること。つまり、相手の動きに対応しながら守らなければいけない守備の選手にとって、機敏に動くことはいい守備をするためには必須なのだ。

 

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