「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆【コメント】石井正忠監督「声が出ていたのかちょっとはっきりしなかった部分があった。その辺は、今後戦う上での修正点」/Jリーグヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦 ヴィッセル神戸戦(2015.10.11)

■石井正忠監督

今日は神戸さんがサブの選手も含めて全員日本人選手ということで、なにか結束力が高くなる形で戦ってくると思いましたが、やはり立ち上がりからアグレッシブに僕たちのディフェンスの背後のところを突いて、押し込んできたので、そこで前半は押されてしまう展開になりました。後半は、その辺もうまく修正できて、2点目を取ったことで流れが少しずつうちに傾いてきたかな、という形でした。追加点をいつもどんどん狙っているので、その形が4点取れて、あとはホームでファン、サポーターの皆さんの前で勝てたことは良かったと思います。

 

――監督がおっしゃったように、前半はDFの背後を取られていたと思います。それを監督はどのように見ていらしたでしょうか?ハーフタイムにはどのような指示を送ったのでしょうか?

簡単に裏を取られてシーンとかで、少し動きが遅れたというか、相手に先に行かれてしまって自分たちが遅れて対応することになったのが一番大きかったと思うので、そこをしっかりまずは着いていこう、ということをやりなおしました。あとは、出させるところの、前線からのプレッシャーも良くなかったんじゃないかと思って、その辺の部分をもう一度しっかりやろうとハーフタイムに言いました。

 

――第1戦も前からプレッシャーがかからない時間帯にどう対応するのかが問題として出てしまったと思います。もう少しDFがリスクを取らずにプレーすることも必要だったかと思ったのですが?

その部分も当然必要だと思っています。前からボールを奪いに行くにせよ、しっかりブロックを引いて相手に対応するにせよ、全体の連動性が無ければいけないと思っていますので、その部分で後ろの方から声が出ていたのか、それとも、そのまま声が出ずに前線とDFラインのところが空いてしまいプレッシャーがかからなくなってしまったのか、というところはちょっとはっきりしなかった部分があったので、押し込まれてしまったんじゃないかと思います。その辺は、今後戦う上での修正点だと思います。

 

――前半、苦しいなかで2トップが受けようという意欲があり距離感がよかった。中盤がつくれなかった中であの二人がよかったと思いますが?

 その通りだと思います。うちは2トップをいままでセレーゾ監督のときには縦の関係でやっていて、僕になってからは横並びにやっているのですが、2トップの関係はお互いを意識しよう、よく見ようと言っているので、その辺の部分は非常にできて来てるんじゃないかと思います。あとは、守備の献身的な部分は、非常に評価すべきだと思います。

 

 

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