【プレイヤーズファイル】MF8土居聖真/「『聖真がいれば』と言われると嬉しいけれど…」(2015.11.11)
後ろ髪は軽くウェーブがかかっていた。
「伸ばしてるんです。切る必要、ないじゃないですか」
確かに、ゆっくり歩くことしかできないいま、髪の毛が邪魔になる瞬間が訪れることはない。目にかからないようになんとなく分けている前髪も、激しい動きで乱れ、視界を遮ることはないのだ。例え、そうなったところで、ゴールのチャンスを逃すこともない。ゆっくり髪をかき上げれば事足りるだけの生活に、土居聖真の闘争心は行き場を失っていた。
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