【コラム】”勝利の追求”VS”技術の向上”という二元論では語れない鹿島ユースの優勝/高円宮杯チャンピオンシップ優勝を受けて(2015.12.15)
12月12日、高円宮杯チャンピオンシップが行われ、鹿島ユースが1-0でG大阪ユースを下し、初優勝を飾った。相手の市丸瑞希と岩本和希に、平戸太貴と西本卓申が厳しくプレッシングをかけて自由を奪い、最終ラインの前では千葉健太が奮闘。相手に良さを出させず、58分の田中稔也の得点を守り切る完勝だった。
来季、ユースからは得点を決めた田中を始め、平戸、垣田裕暉、町田浩樹の4人がトップ昇格する。頂点を極めただけでなく、優勝メンバーから4人の選手が昇格することで、11年1月にキッカがユースの監督に就任することから始まった下部組織の改革は成功をおさめたように見える。しかし、現在、その改革を引き継いでいる熊谷浩二監督にとって、優勝がゴールではないはずだ。
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