「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆【コメント】石井正忠監督「自分たちのミスから簡単に失点してしまうのはかなり改善が必要だなと思いました」/ いばらきサッカーフェスティバル2016水戸ホーリーホック戦(2016.02.21)

■石井正忠監督(鹿島):

 今日の試合に関して言えば、Jリーグ開幕前の最終チェックと言いますか実戦形式の最終テストということで試合をやりました。内容的にはあまりよくはなかったですけど、しっかり勝ち切れてよかったと思います。でも、ああやって自分たちのミスから簡単に失点してしまうのは、やっぱりかなり改善が必要だなと思いました。

 

――今日のゲームを踏まえまして、仕上がり具合と足りないところがあれば

選手個人個人の戦術理解度はかなり上がってきていると思うので、そこをどううまく組み合わせるかだと思います。いままでずっと、去年のベースのメンバーにいろんな選手を加えた形だったので、不安定なゲーム展開が続いていますけど、そこがしっくり収まれば、昨年と同じようなパフォーマンスはできるんじゃないかと思っています。それくらいの仕上がりだと思っています。修正しなければいけないところは、やはり、この2試合、簡単な形で失点してしまっているので、その辺は修正しないといけないと思っていますし、攻撃の部分もチャンスはつくっていますけどそれがゴールに繋がっていないので、そこの修正も必要だと思います。

 

――柴崎選手がいない状況で三竿選手に入れました。今日の試合のパフォーマンスの評価をお願いします。あと1週間をどのように過ごして開幕を迎えたいですか?

最初の質問で言うと、三竿選手に関して言えば、守備の能力はほんとうにあると思うので、その辺の部分はこれからもっとコンビネーションだとかコーチングの部分とかやっていかないといけないと思います。あと、攻撃の部分で言えばフィードの精度をもう少しあげていかないといけないと思っています。2つめの質問ですが、残り1週間は週の初めから開幕で対戦するガンバ大阪さんに向けての対策になるので、その辺は最初の段階である程度メンバーを固定したなかでフォーメーション練習などを数多くやって、対G大阪というところを徹底的にやっていきたいな、と思っています。

 

――ジネイに縦パスがよく入って攻撃がうまくまわった時間帯と、そうでない時間帯がありましたけど、その要因は?

本人のプレーの質の部分だとは思うんですけど、収まりがいいとそこから他の選手が前を向いた攻撃ができるので、非常に良い形ができたと思うんですけど、そこが本人の焦りなのかうまく収まらないときは、相手にボールを奪われてカウンターを受けてしまうケースがあったので、そこの部分はハーフタイムにも「まずはあそこで収めて欲しい」という要望はしました。その辺がうまくいかなかったのは、まわりのサポートのタイミングだったり、本人の単純なミスだったり、ではないかと感じています。

 

――怪我人が戻るとかなりボランチの層が厚くなります。そうなったときに少し前目で使ったりする考えはあるのでしょうか?

そういうのも考えています。ちょっと形を変えたり、そういうのも考えないといけないなと思います。やっぱり選手個人個人、能力があるので、それを引き出すためにどうやったらいいのか、どういう組み合わせでやったらいいのかを考えているので。4-4-2の形は変えないと思うんですけど、ボランチが2人になるのか3人になるだとか、あとはトップ下に誰かとか、そういう可能性は彼らが入団が決まったときからいろいろ考えています。

 

――今日の水戸の感想は?

非常に前からプレッシャーをかけてくる形で、僕らに圧力をかけてきたと思います。そこで多くのミスが出てしまったということは、非常にプレッシャーがよかったと思っています。西ヶ谷監督はS級のときの同期で、一緒にやっているので、対戦は楽しみでいたんですけど、かなり苦しめられました。

 

 

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