「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「試合内容としては全体的には非常によかったと思います」/YNCグループステージ第6節磐田戦(2016.05.25)

■石井正忠監督(鹿島):

今日はメンバーを大幅に変えて若いメンバーで戦ったわけですけども、試合内容としては全体的には非常によかったと思います。前半のセットプレーで失点してしまって、後半は前半の途中からそうなんですけど、いい形からの崩しだったり、組織的な守備、チームがやっていこうとしている守備ができていたので、そういう意味でもよかったと思います。後半、崩しの形から得点が取れましたし、最後は押し込む形もできていましたので、プレーの精度の部分とあとは最後決めきるところで決めれていれば勝てた試合じゃないかと思います。全体的にはよかったんじゃないかと思っています。

 

――出た選手はみんな良いプレーをしたと思いますが、前線の垣田選手が身体を張ったプレーをしていたと思います。評価をお願いします。

遠征から帰ってきた形ですぐに合流という形になったんですけど、そうい疲労感のあるなかでしっかり戦ってくれたということと、あといまおっしゃっていただいたように前線で身体を張れるということ、ほんとうはもっとキープする形をつくれると思うんですね。前で時間がつくれる、あとはゴールに向かう姿勢もかなりありますので、そういうところはこれからも続けていって欲しいと思います。

守備に関しても非常に意識も高いので、今日の試合に関しては、他の選手もまずは自分たち全員で守るという意識は高かったと思うので、特にFWとしての守備の役割は果たしてくれたと思います。

 

――今日出た選手がリーグ戦で試合に絡んでいくための課題としては?

それは当然、プレーのスピードと判断のスピードに違いがあると感じました。多分、本人たちも違いがあると感じたと思います。いまJリーグでプレーするためには、プレッシャーが激しいなか、スペースがないなかでプレーしないといけないので、そのためにはそれぞれ一人ひとりの選手がプレーと判断を早くしないとやっていけないんじゃないかという風に思います。あと、細かいところで言えばキックの精度であったり、コーチングの質であったり、そういうところももっともっと質を高めていかなければいけないんじゃないかと思います。

 

――若い選手、初めて出るような選手に対してどのような言葉をかけて送り出したのでしょうか?

まずは、自分のプレーをアピールするというより、いまうちがやっている、守備ではまず前線からプレッシャーをかけてボールを奪いに行く。奪ったら早いテンポでボールをまわす、相手陣内に侵入していく。相手陣内でボールを奪われたらまたすぐに返しに行く。切り替えを早くしてまたすぐに自分たちのボールにする、というところ。まずチームとしての約束事をやろうと言いました。それプラス、自分の特長のところが出せていけたら、と思っていました。局面、局面でそれぞれのいいプレーが出ていましたし、それは私自身も感じているので、そういう意味で全体的に今日の試合はよかったという評価です。

 

――赤﨑選手はいろんな意味で今日もスタメンだったと思います。ここ何試合かを含めてどういう風にご覧になっていますか?

まず、秀平に関しては前線の選手として、あれだけ前からプレッシングをかけてくれる。献身的に、攻撃のときも動き回ってボールを引き出してくれる。非常に動き出しが早いので、そういうところが今日も出せればと思っていました。彼は頭からほんとうに100%で行ってくれるので、当然体力的な部分が落ちてくると変えざるを得ないですし、違うプレースタイルを入れることによって、攻撃のところでいろんなバリエーションが生まれるんじゃないかと思って、今回も途中交代ということになりましたけど、非常にチームとしては攻守に渡って献身的にプレーしてくれる選手だと思っています。

 

 

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