「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「次に進めたということが今日は一番よかったんじゃないかと思います」/天皇杯3回戦岡山戦(2016.09.22)

■石井正忠監督(鹿島):

今日、ほんとうにこの悪天候のなかサポーターの方たちの応援があって勝利することができました。それがよかったと思います。内容は、先制される形から後半ミドルシュートで追い付いて、2点目はラッキーな形で相手のオウンゴールということになりました。天皇杯はほんとうに厳しい戦いになるなか、勝ち進んでいかないといけないので、まずは次の試合に勝ち進めたということはよかったんじゃないかと思います。いろいろ改善すべき点はあると思うんですけど、それよりも次に進めたということが今日は一番よかったんじゃないかと思います。

 

――ディフェンスラインに植田選手が公式戦久しぶりの先発でした。リオから戻ってきて初めての先発で、カップリングはブエノ選手でした。試合全体を通じてどう感じましたでしょうか?

思ったよりよくなかったんじゃないかな、と思います。正直。少し、先制点を取られたことによって、不安定な形になってしまって、それを引きずる形になってしまった。その部分が非常によくなかったと思います。前半、ビルドアップの部分で彼らからの早い展開というのを理想としていたんですけど、その辺もうまくできなかったので。でも、後半は比較的そういうところが改善できて、相手陣内でボールをまわす形はで来たんじゃないかと思います。その辺で、90分通して安定してできるようにしなきゃいけないんじゃないかと思います。あと、コミュニケーションの部分で、自分たちが攻撃してるときのリスクマネジメントの部分でもっともっと細かいコーチングやポジショニングを取っておかないといけないのではないかと思います。

 

――先制する前からやりにくそうに見えたのですが、どういうところが原因とお考えでしょうか?

先ほど言ったとおりビルドアップの部分でテンポが遅かったということと、あとは相手が5-4-1とかなり引いた形で守備の対応をしていたんですけど、そこのサイドの部分をもうちょっと使いたかったので、その辺がうまく良いテンポでボールをまわせなかった、と。あとはパスミスも多かったですし、そういうところがうまくいかなかった原因になるんじゃないかと思います。

 

――今日のメンバーがリーグ戦とほとんど変わらず、天皇杯ということや相手を考えるともう少しメンバーを変えてもいいのかな、と思うのですが、ベストメンバーで臨んだ理由を教えてください。

今週の3連戦、天皇杯で言えばここを勝ち進まなければいけないので、できるだけメンバーを変えないでいこうという考えでいました。それは選手にも伝えましたし、タフに戦っていこうという話しをしました。

 

 

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