「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「2試合連続で、内容は良い形でありながら勝ち切れなかった」/2ndステージ第17節神戸戦(2016.11.03)

■石井正忠監督(鹿島):

今日、ホーム最終戦だったので良い形でゲームを終わらせたかったんですけど、それができずに、本当に残念です。挨拶でも言いましたけども、本当に多くのファンの皆さんがここまで応援してくださって1stステージは優勝することができたんですけど、2ndステージは今回も負けてしまって4連敗という形になってしまいました。でも、この先、天皇杯、チャンピオンシップがあるんで、そこに向けてしっかり切り替えていかなきゃいけないと思っています。

今日の試合ですけども、立ち上がりは少し相手の2トップに対して、守備の安定の部分ではちょっとばたついた部分があったと思うんですけど、時間が経つにつれて守備のところも整理されて、あとは特にうちの右サイドからの攻撃というのは非常に効果的にできて、崩す形もできたと思うので、前節同様、それが得点に繋がらなかったのは一番大きいかな、と思っています。後半に入っても、攻撃の形はできたと思うんですけど、早い時間に失点してしまったことによって、選手自身も気持ちが少し沈んでしまったような感じには見えました。でも、そこからまた盛り返す形ができて、相手陣内にボールを運ぶ、あとは交代選手によってサイドからの攻撃の形ができたと思うので、そこでもまた得点する形ができなかったのは、本当に今日の試合の印象です。2試合連続で、内容は良い形でありながら勝ち切れなかったということ。そこをどうにか、今後修正していきたいなと思います。

 

――2ndステージを総括していただけますか?

2ndステージ最初のころ、3連敗をしたときがあったんですけど、内容は良い試合で進めてるんですけど、そこで勝ち切れないというところで躓いてしまった。2ndステージの前半戦で躓いてしまったことは非常によくなかったと思います。それがチームの雰囲気だとかに影響して、あとは怪我人も多く出てしまったり、その辺でいままでよかったコンビネーションの部分で少しずつズレが出てしまったことが、2ndステージよくなかったところではないかと思います。今回は、怪我人もだいぶ戻ってきましたし、また新たな怪我は出ましたけれども、天皇杯、チャンピオンシップに向けては良い形になれると思っています。

 

――内容的には惜しいと思うのですが、もう一つ欲しいもの、具体的な改善点があればお願いします。点を決めることなのか、失点を減らすことなのか、いろんな角度での見方があると思います。

おっしゃられた通り、得点を増やすのか、それとも失点を減らすのかという部分で言えば、両方が1stステージより落ちてしまってる部分があると思うので、そこの両方はしっかり改善していかなきゃいけないと思います。攻撃の部分で言えばまず、ゴール前にボールを運ぶことはできていると思うので、そこからもう1つスピードアップしたりだとか、人数をかけるだとか、そういったところを徹底的にやっていきたいと思います。守備の面で言えば、いままで前線からプレッシャーをかけてボールを奪いに行くことを多く求めてきたところで、少しそこから失点が多くなったところで全体が引いてしまったところがあるので、そこをもう1回前からボールを奪いに行く守備というのを整理したいと思っています。それで得点を取ることと失点を減らすことができるんじゃないかと思っています。

 

 

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