「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「しっかりタイトルを獲って良いシーズンで終わりにしたい」/天皇杯準決勝横浜FM戦(2016.12.29)

■石井正忠監督

天皇杯の準決勝をマリノスさんと戦ったわけですけども、立ち上がりから押し込まれる形になってました。そこをしっかりしのいで1点を取る形をつくりました。後半も、それを継続しながら追加点を取る形ができたので、非常にゲーム内容としてはよかったと思います。戦う前からマリノスさんは両ウイングというか両サイドのドリブラーに対しての守備のところがポイントになると思ったので、そこをある程度制限することができれば、失点場面は少なくなるんじゃないかと思っていた。そこが前半の途中くらいからできるようになったのでよかったと思います。

これはもう、守備の選手だけでなく、前線からの守備が非常に効いていたと思いますし、後半に2点目を取って以降は、相手にボールをまわされながらも(相手の)攻撃チャンスはなかったと思います。その辺の守備の組織が全体的に良かったんじゃないかと思います。

 

――前半の途中からサイドを抑えられたということですが、試合中に改めて指示を出した部分はあったのでしょうか?

サイドだけの対応ではなく、17番の富樫選手がちょっと1トップみたいな形で、その下にいる前田選手と天野選手の入れ替わりというのも非常にあったので、そこで中央のところを絞めさせておいて、外側のワイドの選手を使うというのがマリノスさんの狙いだったんじゃないかと思います。そこをセンターバックとボランチがどう見るかというところが安定してきたことによってできたと思う。そこの対応については、前半の途中からボランチに対して話をしましたし、あとはハーフタイムでそこの受け渡しやポジショニングをしっかりしよう、という話しをしたので、そこがよかったんじゃないかと思います。

 

――久々に出場した柴崎選手への評価をお願いします。

少し体調を崩していた形で、今回フル出場という形になったんですが、サイドハーフのポジションで非常に良い働きをしたと思いますし、アシストも2つ得点に絡んでくれたので非常によかったと思います。その後、ボランチに下がっても安定したポジションを取ってくれたので、良いパフォーマンスだったと思います。決勝も出る状態にあると思います。

 

――終盤に山本選手が足を痛めましたが?

まだはっきりとわかってはいないんですけど、筋肉なのか腱の部分なのかわからないですが、思ったよりは軽い怪我だと思います。これからドクターと相談しながら状態を見ていきたいと思います。

 

――前半押し込まれる時間帯は、もっと前から行きたい意図があったのか、体力的な問題で行きたくても行けなかったのか?

それはなかったです。マリノスさんの攻撃の形はそういう形なので、それに対応するので少しうまくはまらなかったので少し押し込まれる形になってしまったんですけど、そこも途中からはある程度抑えられたと思うので、その辺は前半の途中くらいからは気にならなくなったんですけど、逆に、もう少し相手陣内でボールを保持する形をつくりたかったのでハーフタイムにまた指示を出しました。

 

――元日にタイトルを賭けた戦いになりますが意気込みをお願いします。

天皇杯は久々の決勝進出になったので、Jリーグのチャンピオンシップからクラブワールドカップ。そこではタイトルは取れませんでしたけど、今シーズン最後のタイトルがかかった試合なので、そこではしっかりタイトルを獲って、良いシーズンで終わりにしたいと思っています。

 

 

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