「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コラム】2016年シーズン総括~選手編:FW8土居聖真~(2017.01.11)

 土居聖真の2016年を総括するのは難しい。

 リーグ戦では8得点とそれなりの結果は残した。大きな怪我もありスタメンを取れない時期がありながらの結果は評価に値するのかもしれない。

 シーズン途中には柴崎岳と共に怪我人が続出した2列目に入り、その穴をしっかり埋めてみせた。

 終盤の連戦でもほぼフル出場。細身の体に疲労は溜まっていたはずだが、「疲れてる状態がどんな感じかもう忘れました(笑)」とプレーの質を落とさなかった。

 前線からのプレッシングが石井アントラーズの根幹であり、アグレッシブに戦う姿勢をつねに見せる金崎夢生がその中心にいると思われがちだが、土居の貢献度も同じくらい高かった。彼のような戦術理解度のある選手がいなければ、FWの選手を2列目に下げる采配も難しかっただろう。

 

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