「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【プレビュー】今季最初のタイトルマッチ。突破口を開くのは右ではなく左?/FXSC浦和戦(2017.02.17)

 ついに2017年のシーズンが開幕を迎える。まずはFUJI XEROX SUPER CUPでタイトルを賭けて浦和レッズと戦う。中2日でACL初戦蔚山現代戦が控えているがそんなことは関係ない。勝って勢いをつけることがチームにどういう影響を与えるのかは、昨季のクラブワールドカップで強く実感した。疲労を残してしまうことは心配でもあるが、それよりもまずは勝って良いスタートを切ることが大事だろう。全力でタイトルを掴みに行く。

 16日に行われた紅白戦は良い緊迫感があった。ゴールが決まったのは2本目の1点だけだったことは攻撃の連携面が未成熟であることを表していたが、切り替えの早さや規律を守ろうという意識は強く感じられた。

 紅白戦が始まる前には、小笠原満男を中心にペドロ・ジュニオール、レオ・シルバらと守備についての意見交換及び意志統一を図ることができた。特殊なシステムを用いる浦和に対しては、神戸も新潟もそれぞれに工夫しながら対処してきたのだろうが、鹿島には鹿島のやり方がある。それを完璧な状態とは言えないかもしれないが、共有できた有意義な練習だったと言えるだろう。

 

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