「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「2-0という形で終われてほんとによかったと思います」/AFCチャンピオンズリーグ2017 蔚山現代戦(2017.02.21)

■石井正忠監督(鹿島):

まずはこのACLの初戦、非常に大事な試合に位置付けていました。ほんとに厳しい戦いになるというのはわかっていたんですけど、2-0という形で終われてほんとによかったと思います。今日の試合、前半はやはり韓国のチームに対してスピードであったり体のぶつかり合いであったり、そういうところに慣れるのに少し時間がかかったな、という思いで見ていました。後半はある程度そういうところに慣れてきて、自分たちのサッカー、自分たちがボールを保持する時間を長くできるサッカーというのを見せられたんじゃないかと思います。最終的に無失点で終われたのもよかったと思っています。非常に今日は寒いなか、たくさんのサポーターが見に来てくれましたけれど、その人たちのために選手は90分ファイトしてくれましたし、勝利を捧げられてよかったと思っています。

 

――後半に攻撃的な中盤の選手を変えましたが、それはデキ出来を見てそうしたのか、予め考えていたのでしょうか?

それは、デキを見ての方ですね。もう少しサイドからの攻撃を増やしたいという意図もありましたし、自分たちがもっともっと多くの時間相手陣内でボールを保持するために、少し充孝とレアンドロのところでうまくコンビネーションの部分で前の選手と合っていなかったところがあったので、その辺を改善するために2人を投入する形にしました。

 

――クォン・スンテ選手の存在の大きさを感じたのではないでしょうか?

そうですね。コミュニケーションの部分ではまだ日本語がすばやく出てこない部分があって、大変な部分もあると思うんですけど、プレーの部分に関しては日本に来てから高いものを見せてくれていると思うので、その辺というのは今日も見せてくれたんじゃないかと思っています。

 

――FUJI XEROX SUPER CUPとACLと2試合を勝ってJリーグの開幕を迎えると思います。その影響については?

今日もスターティングメンバーを6人、この間のFUJI XEROX SUPER CUPから代える形になったんですけども、それでも前半はやっぱりサッカーの違いでうまく合わない部分もあったんですけど、後半になってからはある程度は落ち着いてプレーできたと思うので、こういうメンバーを変えたなかでも非常に自分たちのサッカーができているということ、しかも結果が出ているということは、次のJリーグに向けてチームの仕上がり状況がいいと感じましたし、この2勝というのはJリーグに繋がると思います。いい影響が出るんじゃないかと思っています。

 

 

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