「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「もっと効率よくボールを動かして攻撃しないといけない」/明治安田生命J1リーグ第2節 甲府戦(2017.03.04)

■石井正忠監督(鹿島):

まずはJリーグの試合で勝ち点3を取ることができて良かったなと思います。今日も甲府までたくさんのアントラーズのファンが来てくださいました。その人たちのために勝ち点3を納めることができて良かったなと思います。ゲーム内容としましては、前半から自分たちがボールを保持する時間は長かったんですけどミスも多かったですし、逆に守備の部分では自分たちから制限するというよりも相手のミスに助けられた部分があったので、そこは90分を通してそういう形だったんですけど、そこはもっと自分たちから制限して、攻撃でももっと効率よくボールを動かして攻撃しないといけないなという印象を受けた試合でした。

 

――最後のPKの前の交代は間を取るための交代だったのでしょうか?

そこはなかったです。しっかり最後1-0で終わりにしようという形の交代で、それで流れを変えようという形ではなかったです。結果的にはそういう形になったのではないかともいますが、意図的にやったわけではないです。

 

――効率よくボールを動かしたいという話がありましたが、2トップの出来についてはどうお考えですか?

効率ボールを動かすには二人の関係だけでなく、SHだったりボランチだったりでもっとバランスを取りたいな、効率よくボールを動かしたいと思ったんですけど、まず二人の関係は少しずつ良くなっていると思いますし、今日も中央で狭いスペースでボールを回すときのミスは多かったと思うんですけど、これからもっと良くなっていくんじゃないかと思っています。

 

――決勝点を決めたレオ・シルバ選手、PKを止めたクォン・スンテ選手の評価をお願いします。

本当に能力の高い二人なので、今日はレオも得点という形でチームに貢献してくれましたけど、スンテもそうですけどチームへの貢献度は非常に高いですし、高いパフォーマンスを毎試合見せてくれていると思っています。

 

――選手を大幅に入れ替えてローテーションでやってきていますが、ここまでやってきてコンビネーションの部分などはどう見ていますでしょうか?

コンビネーションの部分でいうと、まだまだ昨年を長く戦ってきた選手と新加入の選手ではまだ少し合ってないかな、というところはあるんですけど、そんななかでもこうやって大幅にメンバーを変えながらお互いにうまくやろうという意図は非常に伝わるので、そういう意味では手応えを感じていますし、試合を重ねるごとにどんどん良くなっていくと思っています。これを継続していきたいと思います。

 

――公式戦で負けが続いていて、最後の最後のクォン・スンテのパフォーマンスを絡めながら振り返ってもらえますか?

FUJI XEROX SUPER CUPから5試合目で、ACLJリーグを平行して戦っている形なので、ACLJリーグは別の大会として切り替えてやってもいいと思いますし、その辺の切り替えはしっかり選手が出来たんじゃないかと思います。チーム全体のパフォーマンスは確実に良くなっていますし、スンテ選手も新しく入ってきて出たり出なかったりだとなかなかコミュニケーションのところも良くなっていかないと思うので、そこはずっと使っていってチームとコミュニケーションを多く取っていくということをいまやっています。そのなかでいいパフォーマンスを出してくれていると思っています。細かいところの修正点はあると思うんですけど、大きくいえばいい働きをしてくれていると思います。うちにはもう一人曽ヶ端というキーパーがいて、高い競争力を持っているので、その辺でお互いに刺激し合っていることが高いパフォーマンスに繋がっているんじゃないかと思っています。

 

 

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