「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

☆無料記事☆石井正忠監督「しっかり逆転して次のラウンドに行けるように準備したいと思います」/AFCチャンピオンズリーグ2017 広州恒大戦(2017.05.23)

■石井正忠監督(鹿島)

この決勝トーナメント、ラウンド16のファーストレグ。最低でも勝点を取って日本に帰りたいと思っていたんですけど、それができなくて非常に残念です。今日、広州まで来てくれたサポーターの人たちと一緒に勝点3を取って日本に帰りたいと思っていたんですけど、それができなくて非常に残念に思います。でも、まだ90分ハーフの前半が終わっただけだと思うので、この1週間をかけて、また今度はホームでできますので、しっかり逆転して次のラウンドに行けるように準備したいと思います。以上です。

 

――プランどおりに試合を進めていたが失点の場面だけ集中力が切れてしまったのでしょうか?故障者が相次いだ中で敵地で0-1という最低限評価できる。それをホームにどう繋げたい?

まずは安定した戦いをしないといけない上で、全体、ほんとに90分、選手は集中力を持って戦ってくれたと思います。あの失点の場面は集中力が切れたのか、ポジショニングが悪かったのか、細かく見てみないとわからないですけど、ラウンドがどんどん進むにつれてレベルが高くなればなるほど、ああいう細かいところが勝負の分かれ目になるなという風には思いました。

あと、こうやって怪我人が出てるなか、まず最初に言ったアウェイで勝点を取って帰る、それを目標にしていたので、0-1という形になりましたけどそこは満足していません。ただ、全体の戦い方としては1失点だけということ、あとは内容を見ても非常い次につながるところになるんじゃないかと思います。それを必ず生かせるように1週間しっかり準備したいと思います。全体的には良い戦いだったと思いますけど、勝点が取れなくて残念です。

 

 

――以前、広州と戦ったときは鹿島の方がボールポゼッションが多かった印象ですが、今日は広州が60%だったようですが、それが一つの要素になったでしょうか。敗因について、この気候だったり、怪我人が多発してる状況だったり、ポゼッション率が影響しているのでしょうか?また、次の第2戦は広州は引き分けでOKですが、鹿島は勝たなければならない。その上でどんな戦略を立てるのでしょうか?

まず試合の勝敗というのはいろんな要素が組み合わさって決まるものなので、ボールポゼッションだったり怪我人だったり環境だったり、そういうのをすべて含めてだと思うので、なにが悪かったかはなかなか言いづらいと思っています。

当然、ホームゲームであとは勝つだけとハッキリ決まっているので、それに向けてしっかり準備したいと思います。

 

 

――広州は2013年と15年にアジアチャンピオンになっている。そのときは日本のチームとの差が大きくあったが、今季はグループステージからその差が縮まっているように感じます。特にアウェイの試合ではあまり広州が良い形をつくれていない事実は、自信になりますか?

中国のサッカー事情は詳しくわからないので中国のサッカーに関しては語ることはできないと思いますが、日本のJリーグのレベルは年々上がっていると感じます。それは毎年毎年優勝チームが違っていたり、何年か前だとJ2から上がってきたチームが優勝したり、非常に力が拮抗しているリーグなので、それで日本サッカーの力が上がってきたんじゃないのかというのが日本と中国のサッカーの差が縮まったと解釈されているなら、その部分なんじゃないかと僕は感じます。日本のJリーグのレベルが上がったのではないかと思います。でも、それが私たちにとって次の試合に有利になるとは思っていません。確実に今回の広州恒大は力のあるチームなので油断せずにしっかり準備していきたいと思います。

 

 

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