【コラム】石井正忠監督、解任。その理由と背景(2017.05.31)
31日、鹿島アントラーズは前夜のAFCチャンピオンズリーグ2017での敗退を受け、石井正忠監督の解任を発表した。併せて、後任には大岩剛コーチが昇格し指揮を執ることも発表された。
2015年7月のトニーニョ・セレーゾ解任に続く、クラブとしては3度目の解任は大きな衝撃をもって受け止められた。なにしろ、2015年途中からチームを率いてきた石井監督は、15年にヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯)、翌16年にはリーグタイトルと天皇杯の2冠を達成、公式戦通算成績は93試合57勝7分29敗という結果を残している。J1通算では60試合で36勝5分19敗。勝率6割は現役監督のなかでNO.1。それで解任というのは、なかなか理解されない出来事かもしれない。
断を下した鈴木満常務取締役も「クラブの25年の歴史のなかで24年も一緒にやってきた。決めるまでは苦しかった」と苦渋の判断だったことを明かした。
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