「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【レビュー】悪いなりに勝てる姿が彷彿とさせる”あの時代”/明治安田生命J1リーグ第16節 アルビレックス新潟戦(2017.06.26)

 新潟の戦いぶりは予想外だった。呂比須ワグナー監督が悔しそうな表情を浮かべる。

「前半は非常に良かった。いままでで一番良かったゲームかもしれないんですけど、チャンスもつくりましたし、ボールをキープすること、まわしながら攻めることもできました。ハイプレスもできましたし、攻撃的には非常に良かったんじゃないかと思います。相手もなかなか自由にさせなかったし、バランスとしては前半は良かったと思います」

 新潟が高い位置からプレスに来たとしても綻びができると思われた。しかし、コンパクトな陣形が崩れることなく、前へ、前へとプレッシャーをかけてくる。鹿島も負けずにアグレッシブな試合の入り方をしたが、次第に相手の圧力に屈しパスミスが頻発。早い時間で三竿健斗や西大伍が警告を受けたことも影響し、主導権は新潟へと移っていった。

 

 

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