「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

【コラム】監督交代から見えるチームの和の重要性(2017.11.02)

 リーグ戦も次の第32節を終えると残り3試合となる。他チームに先駆けて第32節を戦う鹿島にとっては川崎Fに大きなプレッシャーを与えるチャンスだ。ここで勝点差を4から7に開くことができれば、精神的にライバルを追い詰めることができるだろう。残り3つをすべて勝つ目標に変わりはないが、そのなかでも特に重要な一戦である。

 熾烈を極める優勝争いと同じかもしかしたらそれ以上に、毎節胃が痛くなるような思いで戦っているのが残留争いだろう。降格圏に沈む3チームのなかで、新潟がしぶとく首の皮一枚を繋げながら戦っているが、広島がなかなか浮上できずにいることは少し意外だった。

 新潟の昨季の順位は15位で奪った勝点は降格した名古屋と同じ勝点30。得失点差で辛くも残留を果たしたことを考えれば、難しいシーズンになることはある程度予想できた。しかし、広島は6位(大宮は5位)でフィニッシュしている。ここに来て3連敗ともともと地力があるチームが力を出し切れないままシーズンを終えようとしている。

 

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