「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

金崎夢生と中村充孝の得点でソニー仙台に勝利するも、選手に与えた良い危機感/【レビュー】練習試合 ソニー仙台戦 

 JFL2017年シーズンを3位で終えたソニー仙台は好チームだった。[3-4-3]というか[5-4-1]というか選手の並びは見ようによって変わるが、いずれにせよ攻守にわたってコレクティブな戦い方を貫く。先週、JFL最終戦を終えたばかりの相手は、優勝が決まる大事な試合を前の調整相手としてはこれ以上なかった。

 対照的に、鹿島には粗さが目立った。なかなか攻撃が機能せず、相手を大きく左右に揺さぶっても最後の精度を欠く。ミスの多い展開にレアンドロがイライラしてファウルを連発してしまう。ほぼ完璧な試合運びだった浦和戦で見られた精神面や連携面の高まりはリセットされてしまった感は否めない。もう一度、メンタル面を含めて充実させる必要がありそうだ。

 

 

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