「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

チケット完売のカシマスタジアム。曽ヶ端準の指示は通るのか?/【プレイヤーズファイル】GK21曽ヶ端準

 20日の月曜という早い段階で、鹿島アントラーズは11月26日(日)に行われる鹿島アントラーズvs柏レイソル(13:00キックオフ・カシマ)の観戦チケットの全席種完売を発表した。クラブによるとカシマスタジアムで観戦チケットが完売するのは、09年開幕戦浦和戦以来、スタジアム改築後9回目となる。

 勝てば優勝という大事な一戦を、超満員にあふれかえるホームスタジアムで迎えられることは、これ以上ないシチュエーションだ。カシマスタジアムでタイトル獲得が決まるのは07年のリーグ優勝以来久しぶりのこと。相手の柏レイソルは強敵だが、なんとしてでもここで連覇を成し遂げたい。

 ただし、満員のスタジアムで気になることが一つだけある。チームの最後尾から的確な指示を送り、相手の攻撃を見ながら予め守備のバランスを整えてきた曽ヶ端準の指示が、全体に行き渡らないのではないか、という懸念だ。

 確かに、ピッチ四方からの大声援は相手チームに少なくない圧力を加えることだろう。しかし、同時に味方同士のコミュニケーションも難しくする。練習と同じように、もしくは通常の試合どおりに声を出しても届かないだろう。

 とはいえ、百戦錬磨の曽ヶ端準である。こうした状況での試合はいままでも何試合もこなしてきた。では、どうやって味方に指示を伝えているのだろうか?

 

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