「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

西大伍は日本代表を変えられるか!?/【プレイヤーズファイル】DF22西大伍

 EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会に臨むSAMURAI BLUE(日本代表)メンバーが発表され、鹿島からは昌子源、植田直通といった常連組に加えて、西大伍、山本脩斗という両SB、さらに三竿健斗、金崎夢生の6人が選ばれた。

 なかでも注目は西大伍の選出だ。メンバー発表会見でハリルホジッチ監督は西について「日本人に見られることですがデュエルのところのパフォーマンスを上げてもらいたいです」と述べた通り、「デュエル」という言葉に代表されるハリルホジッチ的なものと西が持っている特長はまったく噛み合わない。それでも西を選んだ、ということにこれまでと違う代表チームを期待してしまう。

 それは西がデュエルを苦手としているのに選ばれた、という意味ではない。例えば学校にも一人、二人必ずいたと思うが、西は言われたことを言われたとおりにこなすタイプではない。指示されたことよりも、少しでも違うおもしろさや表現方法があるのではないか、と模索するタイプだ。それを知らないハリルホジッチではないだろう。だからこそ、西ならば化学変化を起こせるのではないか。

 

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