小笠原満男と大岩剛。言えなかった「頼むぞ」/【特別コラム】
男は満員のスタジアムが「大好物」だという。
体を包み込む圧倒されるほどの視線の数々。
そこから得られる底知れない力。
勝利を手にしたあとの歓喜。
汗臭い男たちと抱き合い喜びを分かち合い、視線をスタンドに向ければ沸き立つサポーターが目に入る。
何度味わってもやめられない。いくら優勝しても次への意欲は駆り立てられた。
「30にも40にもなって大の男が抱き合って喜ぶなんて優勝のときしかない。だから、この間のホーム最終戦は出たかったし、勝ちたかった」
勝てば優勝が決まる最終節。今回も男に出番はなかった。
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