鹿戦士たちの日本代表戦通信簿/【レビュー】E-1サッカー選手権 日本代表対中国代表
12日に行われたE-1サッカー選手権日本代表対中国代表は、代表常連の昌子源に加え、3人もの鹿島の選手が初めての代表Aマッチを経験した。植田直通、土居聖真、山本脩斗の3人のとっては忘れられない1日となっただろう。
ただ、その内容は三者三様、それぞれに違ったものだった。
まず、代表初ゴールを決めた昌子源は悪くない内容だった。対戦相手の中国がロングボール主体の単調な攻撃だったため、長いボールに集中していればそこまで苦労することはなかった。
後半に一度だけ、三浦弦太がマークしていたFWが昌子の背後に入り込みシュートを放った場面があった。完全に背後を取られた1点もののピンチは東口順昭のセーブで事なきを得たが、その場面を招いたのは昌子の守備に問題があったわけでなく、三浦がボールに気をとられて昌子への声かけが遅れたことが原因だった。
後半、疲れの見えた山本脩斗に対してもうまくカバーリング。その山本は、アディショナルタイムにPKを与えてしまっただけに、代表初ゴールとなった超ロングシュートがなければ山本のミスで危うくドローになっていた。その意味でも、山本を救う一撃となった。
キャプテンマークを巻くとどうしても気負いばかりが先行してしまう印象だったが、この試合は落ち着いて対応できていた。良い自信を掴んだ一戦になってくれれば良い。
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