「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

MF26久保田和音「大伍さんのように」:【コラム】2017年シーズン総括~選手編

 3年目も天皇杯の1試合に出場するだけで終わってしまった。

 プロ入りしてから3シーズン連続で公式戦には1試合しか出場できていない。高卒選手に与えられる時間は3年であることが基本とされている。その3年目が静かにすぎようとしている。

 確かに、毎年のようにタイトルを争うクラブのなかでポジションを確立するのは難しい。しかも、久保田の本職はボランチ。永木亮太でさえベンチ外になる状況で序列を崩すのは難しい。しかし、年齢だけで言えばシーズン途中でレギュラーを奪った三竿健斗は同い年。ポジション争いに年齢は関係がなかった。

 しかし、得るものもまったくない1年ではなかった。

 怪我人が続出したシーズンのなかで、か細い体の久保田だが、一度も怪我を負うことなく戦い続けたのである。

 

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