「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

FW30安部裕葵「今シーズンは本気を出します」:【コラム】2017年シーズン総括~選手編

最終節磐田戦、安部裕葵は最後の切り札になるべくベンチに入っていた。

「ぶっこわれてもいい」

怪我を押しての決意だった。

 

リーグ戦では11試合に出場し2得点。小さな怪我や年代別代表に呼ばれなければもっと好成績をあげていただろう。

いつまで見られるかわからない、という印象はいまでも変わらない。そもそも持っているものが違う。それを生かす術があり、なにが足りないのかの判断もつく。

内田篤人や柴崎岳に足りないものを指摘することが野暮だったように、安部にも同じことが言える。きっと近いうちに海外に行ってもっと活躍するだろう。

 

1年あればJリーグがどんなレベルなのか把握するのには十分。
「今シーズンは本気を出します。去年が本気じゃなかったわけじゃないですけど、今年はまじで自分がエースになるくらいの勢いでやりたいと思います」

堂々たる宣言だった。

 

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