「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

生みの苦しみ、難しい時期/【練習レポート】2/6@クラブハウス

14日の上海申花戦を前にした最後の調整試合が7日に行われる。対戦相手はグルージャ盛岡戦。6日はその試合に向けた最後の戦術練習となった。

水戸戦が修正点の多い内容だったため、限られた時間のなかでどこに手をつけるのか注目されたなか、大岩剛監督が注力したのは最終ラインからのビルドアップだった。

その是非については問うまでもない。水戸戦ではピッチ状況が難しかったとはいえ、綺麗な組み立てを前線までほとんど供給できなかった。互いの意図が噛み合わない場面も多く、それを改善して同じ絵を描けるようにするのはとても大事なことだ。

しかし、個々の選手はよく動いているし、水戸戦よりも綺麗なパスまわしも見られたのだが、なにかが決定的に足りない。

たぎるような熱さ、開幕を待ちきれないワクワク感、タイトル奪還に向けた一体感はなかった。

 

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