「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

期待される役割の明確化/【プレビュー+】明治安田生命J1リーグ第10節 ヴィッセル神戸戦

ボールを奪ってからどうつなぎ、どう攻めるのか不明瞭になっているのがいまの鹿島だ。本来、監督から示されていた道筋が勝てないことで消えてしまったのか、もともとぼんやりしていたため誰にも伝わらなかったのかは、いまとなっては判断が付かない。ただ、今回の布陣変更は不明瞭になっていた個人個人の役割を明確化できる効果があるのではないだろうか。

一時期、金崎夢生が中盤まで下がってボールをさばき、再び前線まで飛び出していく姿が何度も見られた。確かに、一定の効果は見られたが、それをやっていてはFWとしての本来の仕事であるゴール前での決定力を発揮する体力や集中力はなくなってしまう。そうしたことを防ぐためにも布陣変更は有効かもしれない。

 

 

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