「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

鬼門のラウンド16突破に向け、いざ決戦へ/【プレビュー】AFCチャンピオンズリーグ2018ラウンド16第1戦 上海上港戦

今季最初の大一番だ。ここを突破するかどうかで今年1年の成否が変わってしまうだろう。

敵は東アジア最大と言っても過言ではない。広州恒大でも苦杯をなめさせられたエウケソンをトップに置き、右にエースであるフッキ、中央に元ブラジル代表のオスカル、そして左に中国代表のウー・レイ、と前線にはタレントがズラリと揃う。布陣は[4-2-3-1]もしくは[4-3-3]。現在、中国超級リーグでも首位を走っており、9試合を終えて6勝1分2敗、24得点9失点という爆発的な攻撃力を有するチームだ。

昨季、浦和レッズは上海上港を準決勝で下した勢いで、決勝進出、10年ぶりのアジア制覇を成し遂げた。これだけ巨大な相手を倒せれば勢いづくのも当然だろう。

できればあまり対戦したくない相手だが、意外と勝ち目はあるのではないか。じつは上海上港はリーグ戦で3試合連続勝利を逃しており、天津泰達(1-1)、長春亜泰(1-2)、北京国安(1-2)と、6連勝した後に勝てなくなっているのだ。映像を見てもチームとして噛み合ってないことが伝わってくる。

 

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