「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

戦術なき鹿島に突きつけられた現実/【レビュー】明治安田生命J1リーグ第15節 ベガルタ仙台戦

残念な敗戦だ。少しチームの状態が上向いてきたかと思われたが、また元に戻ってしまったような敗戦だった。

いくつも議論すべきテーマが提示されたように思う。またもすぐに失点した事実、久々に先発起用された選手のパフォーマンス、監督の采配、攻撃の形の無さなど、話題は事欠かない。だが、まずは仙台の攻め方がこちらの[4-4-2]の守備を外してくる特徴的なものだったことを共通理解としておきたい。それがないと監督がなぜ3バックを採用したのか理解できず、本当に3バックを起用することが最良の選択だったのかも議論できない。

相手のフォーメーションは[3-1-4-2]。それに対して鹿島は、次のような守備陣形を取っていた。

 

 

 

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