「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

なぜゴール数が減っているのか課題が見える試合/【レビュー】明治安田生命J1リーグ第20節 清水エスパルス戦

FC東京に続き、守備の統率が取れた相手との対戦は非常に興味深いものだった。

ゴールが決まったのはアディショナルタイム。それまで完璧な対応をしていたファン・ソッコから鈴木優磨がファウルをもらい、そこからのセットプレーでゴールが決まった。アシストはこちらも抜群の対応を続けたチョン・スンヒョン 。逆サイドに「紅いユニホームが見えたから」という心憎いアシストで決勝点に大きく貢献した。

苦しい試合に勝てたことは大きい。ここで勝点3が取れないと冷静に試合を受け止めることも難しかっただろう。ただ、相手を崩すのにかなり手こずった。

もちろん、スンテの試合直前の怪我もあり、6人を入れ替えて戦わなければならなかった影響は少なくないだろう。しかし、ガンバ大阪戦からシュートに持ち込む数は減っている。ガンバ戦が8本、FC東京戦が5本、この清水エスパルス戦が8本。

あれだけ奪えていたゴール数はなぜ減ってしまったのだろうか?

 

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