「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

自然体の選手と着々と準備が進むスタジアム/【プレビュー】AFCチャンピオンズリーグ2018決勝第1戦 ペルセポリス戦

 練習を終えて取材エリアに出てきた三竿健斗はにこにこしていた。普段は多くても6、7人の報道陣が、倍以上もいることを見て笑っていた部分もあるだろうが、それだけではなかった。

「すごい楽しみだし、なかなか立てる舞台じゃない。その舞台にこのチームで立てることに誇りを持ちながら、楽しめたらいいと思います」

 終始リラックスした自然な笑みがこぼれた。

 

 チームに流れる雰囲気はファイナル特有のそれではまだなかった。自然体のままな選手がほとんどだ。かといって気持ちが入っていない訳でもない。さすがに会見に臨んだ昌子源は腕組みをして凛々しい表情を見せていたが、彼にしても「この試合に賭ける思いは強いですけれど、様々な経験をしてきたなかでのいまのクラブなので、 変に力が入るだとかということはないんじゃないかと思います」と話した。

 スイッチが入るのは試合当日だろう。本当にいい状態で試合を迎えられそうだ。

 

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