「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

今季60試合目の集大成。意思統一して臨む3位決定戦/【プレビュー】CWCリーベル・プレート戦

 前日記者会見は紛糾した。鹿島ではない。リーベル・プレートの会見である。

 最初の質問で、試合のメンバーについて聞かれたマルセロ・ガジャルド監督は第一声から「代えてきたいと思います」と明言した。

「まだあまりプレーできていない選手がいます。しかし、この大会をできるだけベストなもので終えるために、明日は最もエネルギーのある選手を使いたいと思います。望む結果を手にするためにエネルギーのある選手を起用したいと思います。そして、ここに来るまでに成し遂げたすばらしい栄光をファンと分かち合いたいと思います。ここに来るまでアルゼンチンに戻ることができなかったので、母国で待つサポーターと喜びを分かち合いたいと思います」

 ここまでは普通の会見に思われたが、監督が言葉を重ねるごとに彼らが置かれた立場が明らかになっていった。

 

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