「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

熊谷浩二、鈴木修人の2名がスカウト部門に追加された理由/【チーム編成】

 J1リーグは今季から外国人枠が拡充され5人まで同時に起用できるようになった。チームの半分を外国人選手が担うことになれば、その質がチーム力を大きく左右することになるだろう。資本力のあるクラブはますます外国人選手獲得に力を入れていくだろう。

 しかし、それだけで勝てるわけではないはずだ。チームの土台をつくるのは日本人選手の質。いくら優秀な外国人が揃っていたところで、日々のトレーニングにメリハリがなければチーム力はあがっていかない。勝負を決めるのは彼らかもしれないが、土台をつくるのはそれ以外の選手たちだ。

 鹿島は今季、伊藤翔と白崎凌兵を移籍で獲得した。二人ともどのようなパフォーマンスを見せるかわからないが、ここまでの意欲的な姿勢を見る限りかなりの期待を寄せて良さそうだ。それ以前にも安西幸輝や三竿健斗と言った選手たちが移籍して、いまではチームの中心を担う存在となっている。

 海外移籍を果たす選手の若年化は年々進んでおり、これまでのように生え抜き選手を育てて勝つやり方だけではとてもチーム力を維持することができない。時代は、鹿島に合う選手を各地から見つけ出し、リクルートすることでチームの力を維持していく時代に変わった。そのためには、専属の担当が必要になる。

 そのために熊谷浩二と鈴木修人が新たに加わった。

 

 

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