「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

MF8土居聖真・胸に刻まれたあの日の記憶/【プレイヤーズファイル】

「みんなにそう言われるんだけど…」

 そう言った土居聖真の顔はちょっと不服そうだった。

 AFCチャンピオンズリーグプレーオフ、ニューカッスル・ジェッツ戦で土居のパフォーマンスはすばらしかった。プレーに迷いがなく果敢な姿勢を保ち続ける。ゴールこそ絡まなかったものの、練習から一貫して好パフォーマンスを維持する最近の土居らしいプレーの連続だった。そのことを伝えたのだが、本人は少し不満が残ったという。

「なんか、あと一歩足りないなと思ってた。仕掛ける意識は強く持っていたし、チャンスメイクもできてたんですけど、一つ自分で気にくわないのがあの左SBが対人が強くて。しっかり抜いたという感じがなくて、それがなんかモヤモヤする。結局、うちの右サイド側のSBとその前の位置にいた10番があのチームではのなかでよかったから、個人的には負けた気分なんですけど…」

 こんな土居を見ることは珍しい。しかし、すぐさま”あの日”に似ていることが思い出された。クラブワールドカップでレアル・マドリードに大敗した日、ミックスゾーンに現れた土居は、こんな風に怒っていた。

 

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