「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

広島3連戦の締めくくり/【プレビュー】明治安田生命J1リーグ第17節 サンフレッチェ広島戦

 サンフレッチェ広島との3連戦のなかで、今回がいちばん難しい試合になりそうだ。試合前々日の練習で別メニューだった選手はわずか5人だったが(5人を「わずか」と思ってしまう是非については置いておいて)、今回も大岩剛監督は選手起用に頭を悩ませることとなるだろう。理想のメンバーを組んで試合に送り出すことは難しそうだ。

 とはいえ、それは広島も同じかもしれない。土居聖真に2試合とも守備を崩され、先発から外していたパトリックが状況を打開する活躍を見せた。攻撃面も守備面も少なくない変更が必要だろう。2試合戦って互いに相手を知り尽くした感じもあるが、今回の3試合目はメンバーという面では過去2戦とは違ったものになるかもしれない。

 AFCチャンピオンズリーグにメンバー登録されていない選手を起用できる、という意味では、鹿島の右SHには自動的にレアンドロが入るだろう。また、鎖骨骨折から復活しているブエノも精力的な動きを見せている。チョン・スンヒョンが離脱したことで外国籍選手の枠は一つ減り、クォン・スンテ、レオ・シルバ、レアンドロ、セルジーニョに加えてブエノを起用しても枠は超過しない。相手がフィジカルに優れたFWを起用してくるのなら、互角以上に戦えるCBを当てるのも一つの選択肢だろう。

 ただ、試合前々日の練習を見る限り、いくつもあるはずの選択肢のなかで可能性が薄いものもいくつかありそうだ。

 

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