「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

サブ組を含めたチーム全体で手にした完勝/【レビュー】明治安田生命J1リーグ第19節 ベガルタ仙台戦

 この1週間の監督、選手、スタッフの仕事ぶりに感服する完勝だ。

 磐田戦の反省点を生かしてビルドアップを改善し前半の2得点につなげると、後半も2得点を奪って仙台を突き放す。これで3勝2分の5試合負けなしで10勝4分4敗の勝点34、首位のFC東京から1試合少ないところで勝点差5。安西幸輝、安部裕葵がチームを離れても十分に戦えることを結果で示した。

 試合前、大岩剛監督はこの試合の位置づけについて問われると「それは、みなさんでいいです」と話していた。

「僕はもうね、いまいる選手で現時点でのベストに持っていくのが役割なので。勝てば『鹿島すげーな』となるし、負ければ『なにやってんだ』とまた次の試合に向けて準備するだけだし、さっきも言ったけど積み重ねってそういうことですよね。勝てばみんな自信を持つし、負ければ探り始めるし。それをいかに継続してやっていけるか、だと思います」

 勝っても負けても次々に迫ってくる試合に向けて準備するだけ、という意味だろう。言葉にすれば「次の試合に向けて準備する」のはどの試合も同じだが、その内実は勝ったときと負けたときではまったく異なるはずだ。大岩監督が率いるチームは「すげーな」という評価を勝ち取った。これで、今後の歩みもだいぶポジティブなものにできた。

 見事な試合だった。

 

 

 磐田戦ではわずかにシュート3本に終わっていただけに、たったの1週間でなにが変わったのだろうか?

 

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