「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

山口一真と有馬幸太郎が見せる積極性/【レビュー】練習試合 国体青年(茨城県)

 26日に行われた国体青年との練習試合は4-1で勝利した。

 国体に出場する茨城県青年の部は、流通経済大の選手が半数を占めていた。実力差的に考えると、内容的にも圧勝したいところだったがそう簡単ではなかった。最大の理由は相手の並びが[4-1-4-1]の布陣だったということがあげられる。

 ピッチ中央の枚数が相手は3枚なのに対して、こちらはボランチの2人しかいないため、どうしても中央で数的不利になっている。3枚のうちのいちばん底にいるアンカーの選手がいいポジショニングを取るため、相手に一度セットされてしまうと簡単にボールが奪えなかった。仮に、その選手をFWがケアしても今度は最終ラインに選手が余るため、結局捕まえきれずに逃げられてしまう。相手はこちらの[4-4-2]に対して落ち着いてボールを保持できる陣形だった。

 そうしたなかで持ち味を発揮できた選手とそうでない選手がはっきり見てとれる試合となった。

 

 

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