「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

アジアチャンピオンの誇りを胸に。/【プレビュー】AFCチャンピオンズリーグ2019準々決勝第1戦 広州恒大戦

 日本の夏も蒸し暑くなったせいか、広州に来たときに感じる全身を包み込む湿気もそこまで気にならない。暑いは暑いのだが、大きな環境の違いを感じることはなさそうだ。

 スタジアムの座席やトイレは改修され、芝も美しく保たれていた。

 

 広州恒大は強い。[4-3-3]の布陣も強力だ。パウリーニョ、エウケソン、タリスカが揃う外国人選手の質も高い。そして、真っ赤に燃え上がるスタンドはこちらを圧する雰囲気をつくってくるだろう。2年前のここでの対戦を経験しているのは、土居聖真、クォン・スンテ、三竿健斗、永木亮太の4人のみ。そのなかでACL初体験の選手を抱えながら戦わなければならない。雰囲気の呑まれずにやれるかどうか。不安要素は尽きない。

 しかし、チームに帯同する内田篤人キャプテンは言い切った。

「むこうもいいチームだけど俺らも絶対にいいチームだから。いいゲームができると思う」

 過去2度の対戦のリベンジを果たす時がきた。

 

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