「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

問われる遠藤康のセンス。空いたスペースを見つけ攻撃を牽引できるか/【プレビュー】天皇杯4回戦 横浜Fマリノス戦

 相手はボールを持てる横浜Fマリノスだ。リーグ戦では上田綺世の決勝点が決まり劇的な幕切れで勝利することができたが、今回は簡単な試合にはならないだろう。しかし、それでも絶対に勝たなければならない。AFCチャンピオンズリーグに続き、天皇杯まで終わらせてはならない。

 いまのチームは完璧な強さを持ってはいない。粗を探せばいくらでも見つけることができるだろう。しかし、それでも夢が現実になる可能性を感じさせてくれた。難しい局面の連続にもかかわらず、それをうまく乗り越えてきたチームだ。たった一つの敗退で自信を失い、ここまで積み重ねてきたものを「やっぱり違う」とひっくり返す必要はない。

 しかし、たとえ紙一重だったとしても、タイトルが取れなければ「失敗」のシーズンになることは、常勝を目指すからこそ避けられない。ここまでの努力を無駄にしないためにも、勝って、次に進まなければならない。

 

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