「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

これまでで感じられないほどの”できなかった感”/【レビュー】明治安田生命J1リーグ第32節 サンフレッチェ広島戦

 懸念していたとおりの展開となってしまった。どこか煮え切らないまま時計の針が進み、ゴールを奪えず最後の一刺しをする形を生み出せないままゲームセットの笛を聞く。首の皮一枚つながったとはいえ、勝ちたいのかどうかわからないような試合内容となってしまった。

 間違いないのは、誰もが勝とうとしていたということ。選手は必死になって戦っていた。しかし、そのベクトルが一つにまとまらない。どうやったら勝てるのか、どうやったら点を取れるのか、チーム全体で考えが一致しない。破竹の5連勝で首位に立った横浜Fマリノスとは対照的だった。

 

 

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