「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

ねっとりしたベトナムの湿度と初めての歓喜/【コラム】追憶のアントラーズ(08season②) 

 これまで書きためてきた取材ノート51冊をふり返りの第2回。

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 シーズン途中の引き継ぎだったためACLのアウェイに行ったのは5月21日のナムディンが初めてのことだった。気温32度。こぢんまりとしたホテルの朝食にフォーを食べたことと、試合前に市内を散策していたら現地女性を連れだった記者仲間とばったり出会ってしまったことを思い出した(「行きの機内で知り合った」と言っていた)。

 

 気温32度のなかで行われた試合はそこまで難しい内容ではなかったはずだ。前半28分に、田代有三がスルーパスを左足で決めて先制すると、48分に興梠慎三、75分に本山雅志、88分にダニーロが追加点をあげ4-0の圧勝だった。

 先発は曽ヶ端、内田、岩政、大岩、新井場、青木、小笠原、野沢、本山、興梠、田代と、ほぼベストメンバー。交代は、興梠→佐々木、田代→ダニーロ、本山→遠藤。

 この勝利によってグループステージを5勝1敗とし、クラブ史上初となる決勝トーナメント進出を果たすのだった。

まず国際大会で予選突破をできたということ、クラブの歴史の1ページに関われたことを非常に嬉しく思います。しかし、それは今年で始まったことではないと思います。やはり去年からスタートした公式戦15連勝を続けたということはひとつの記録だと思いますし、また去年のラストスパートの力をいうのも、そういった気持ちが重要だったと思います。そこで培ったものはこの大会だけのものではなく、あくまでも去年からの積み重ねに新たなものが積み重なってこのような結果を生み出すことができたんだと思います

 こうしたときのオズワルド・オリヴェイラは威風堂々、勝者の風格を漂わせる。

(残り 2272文字/全文: 2978文字)

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