「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

久しぶりの快勝!弾みを付けたミスタークライマックス/【コラム】追憶のアントラーズ(09シーズン⑨) 

 これまで書きためてきた取材ノート51冊をふり返りの第16回目。

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 10月24日は、カシマスタジアムでのジェフ千葉戦だった。5連敗の流れが変わったことは序盤のピンチで失点しなかったことにも表れていた。

 開始1分、左SBのアレックスからクロスを上げられると、ファーに流れるボールをパク・チュホがクリアする。しかし、内側に戻したためゴール前の新居辰基がシュート体勢に。それを小笠原満男が戻ってヘディングですらしたが新居より先に触るのが精一杯。再びボールはゴール正面にこぼれ、下村東美がハーフボレーを放つ。シュートはゴール方向に飛ぶも伊野波雅彦がブロック。ただし、シュートは伊野波の右手に当たっていた。

 ゴール左に流れたボールは深井正樹の前にこぼれたが足がうまく合わず、右膝に当たってゴール方向には飛ばず、もう一度ゴール正面に飛ぶ。これを新居が右爪先で鋭くつつくとクロスバーに直撃。跳ね返りを頭で押し込もうとしたが力なく飛んだボールは曽ヶ端の腕の中に収まった。

 一連の流れはピンチの連続だったが選手たちの出足がよく誰も足を止めていない。最終節の浦和戦でも最後の最後で似たような場面が何度も何度も見られたが、こういうときの鹿島は強い。改めて振り返ってみてわかったが、少しずつ復調の兆しは見られていた。

 

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