「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

前人未踏の3連覇達成!このチームが持っていた異常なほどの強さ/【コラム】追憶のアントラーズ(09シーズン⑪)

 これまで書きためてきた取材ノート51冊をふり返りの第18回目。

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 12月5日、埼玉スタジアムは雨だった。鹿島の先発は、シーズン終盤に定まった不動のメンバー。小笠原満男を潰せば鹿島のゲームメイクを制限できることが露呈してからというもの、試合毎にキャプテンへのマークが激しくなったが、中田浩二が併用されるようになったことでチームはバランスを再び取り戻した。

 オズワルド・オリヴェイラはトレーニングから100%で打ち込む選手を好んでいた。実力者の中田は膝の怪我もあったため練習で全力を示す回数が少なくなっていたため、監督はなかなかその力を信じ切れなかったようだが5連敗から脱出する必要もあり中田を起用するようになっていた。

 

 雨の強さがどうだったかまでは記憶に残っていないが、ノートには選手たちがピッチ状況に苦しんだことが記されている。開始1分の段階で雨で足を滑らせた選手が多数。伊野波雅彦がいきなりヘディングのミスを犯し、岩政大樹や曽ヶ端準も足を滑らせていた。

 そして、序盤は浦和が怒濤の攻めを見せる。

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