「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

ザーゴが考えるセットプレーの修正点/【コラム】

 いまだに勝点4で最下位に沈んでいるが、ザーゴ監督の表情は和らいで来た。FC東京戦の前に行われたリモート会見は落ち着きがなく、顔つきもやつれた印象を受けたが、この日行われたリモート会見では、元同僚の片野坂知宏監督との対戦ということもあり、冗談や微笑む姿も見ることができた。

 エヴェラウドが「グランド内外でものすごくいい関係性を築き上げられていると思います」「試合する毎にチームが成長していることは、僕だけでなくチーム全体が感じていると思います」と言う。

 監督自身も同じ気持ちなのだろう。

「試合途中で選手を変えても、スターティングメンバーを変えたとしても選手たちはクオリティを保ち、自分がやりたいことを体現してくれているのですごく嬉しく思っています。ただ、結果だけが付いてきていないので、そこだけは残念です」

 監督自身のコメントからも、少しずつ手応えを得ていることが感じられる。

 

©KASHIMA ANTLERS

(写真の提供は、鹿島アントラーズ)

 

 ただ、前節はセットプレーから2失点。これでスローインからの失点も含めると4試合連続でセットプレーから失点している。大分トリニータも前節清水エスパルスにCKで4失点しており、「もしかしたら片野坂監督も僕と同じ気持ちなのかもしれない」とザーゴ監督は苦笑いを浮かべていた。とにかくセットプレーの改善は急務だろう。

 

(残り 1124文字/全文: 1711文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ