「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

新戦力の台頭が期待される”消化試合”/【プレビュー】ルヴァン杯グループステージ③ 清水エスパルス戦

 清水とは非常に似た境遇にあると言えるだろう。このルヴァン杯ではすでにグループステージでの敗退が決まっており、第3節は共に消化試合になってしまった。だからといって明治安田J1でも低迷しているのかと言えばそうではなく、次第に成績が上向いており、鹿島が3勝1分1敗なのに対して清水も2勝2分1敗と少しずつ勝点を稼げるようになっている。チームの調子が上向いてきただけに8月の連戦を乗り切るためにもこの試合をしっかり戦って結果を出し、次のリーグ戦につなげていきたい気持ちはどちらも強いはずだ。

 当然、メンバー構成はリーグ戦とは異なり、いままで出場機会が少なかった中堅やベテラン、そして若手を織り交ぜた構成になるだろう。どちらにとってもそこで底上げができればリーグ戦での起用の幅は広がる。監督にとっては選択肢が増え、出場機会が少なかった選手にとっては貴重なアピールの場となる一戦だ。リーグ戦とは少し趣が違うかもしれないが、新たな選択肢を試したり、思い切った選手起用ができるという意味ではかなり興味深い試合となりそうだ。

 

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