「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

神戸戦に続き相手のパスワークを遮断できるかが鍵を握る一戦/【プレビュー】明治安田J1第11節 横浜FC戦

 練習に上田綺世が戻ってきた。全治1ヶ月という診断結果だったため、だいたい予想どおりの期間と言えるだろう。いきなり強烈なシュートを打ち込むなど、上田らしい動きを見せていた。日本人離れしたパワフルなプレーで新人4人が吹き込んでいる新風に、更なる追い風をもたらしてくれそうだ。

 本日18日の練習は非公開だったため目視できたわけではないが、沖悠哉も戻ってくる。17日の取材でザーゴ監督から「明日からは合流します」という言葉があった。突然の発熱で心配されたが、大きな問題なく戻ってきそうだ。

 これでチームの負傷離脱者は再びゼロとなった。昨季、あれだけ負傷者に悩まされたことを考えると、この暑さと過密日程のなかで全員が揃っているのはすばらしい改善と言えるだろう。メディカルチームの働きは大きい。とはいえ、8月はまだ4試合も残っている。ここを全員でうまく乗り切りたい。

「今シーズンの日程を考えれば、どこのチームもいかにして戦力の全員が関わりながら戦っていくことが大事なポイントになる」

 ザーゴ監督もチーム全員で戦うことを再三再四繰り返してきた。

「そこは、僕のマネジメントもありますが、また選手個々の意識もあります。みんなで乗り越えていくということで、しっかり練習から準備していますし、試合でもそれを示しています。対戦相手によって自分がチョイスする選手を変えて、相手の特長を見て先発やベンチを変えています。つねに全員が準備しないといけないと言い続けて、選手たちがそれをしっかり実行しています。ここ67試合でいい内容になってきているし、勝点も取れるようになってきました。全員がチームのためにというところで力を発揮してきていると思います」

 確かに、スタメンだけでなくベンチの構成まで見ると選手は固定されていないことがよくわかる。監督は対戦相手の特長を見て選手構成を変えているため、選手たちはつねに緊張感を持って試合に備える必要がある。そこにここ数試合のルーキーたちの活躍である。練習のなかから”自分は準備できている”と示さなければ、中堅・ベテランでもベンチにも入れない状況が待つ。チームはいいサイクルに入っている。

 

©KASHIMA ANTLERS

 

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