「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

自分を取り戻した三竿健斗と自分を書き換えた土居聖真/【レビュー】明治安田J1第13節 柏レイソル戦

 もしかしたらシーズンのターニングポイントになるかもしれない勝利だ。

 相手は1週間の準備期間を経ていたのに、こちらは中2日の3連戦の3試合目。コンディション的にはかなり難しい状況だったはずが、ザーゴ監督に送り出された選手たちは驚きのパフォーマンスを見せた。

「相手は中日(なかび)に試合がなかったということで、恐らく戦略的にうちらにプレッシャーをかけてくると予測した上で、逆にその強度を利用してひっくり返すために相手以上に持っているものを示す」

 この監督の高い要求に選手たちが応えられるかどうか未知数の部分もあっただろうが、きっと監督は確信があったのだろう。これまでどこかを先鋭化させてチームをつくるのではなく、必要なすべての部分をジワジワ浸透させるようにチームをつくってきたやり方が、完璧ではないにしても臨界点を超えたと判断したのかもしれない。

 いつも以上に戦う姿勢を求められた選手たちは、クリーンに戦い、相手を精神的に追い詰め、最後にはゴール数でも凌駕して見せた。すばらしい勝利だった。

 

 

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