「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

チーム全体の経験。相手の土俵で戦い悔しい敗戦/【レビュー】明治安田J1第25節 名古屋グランパス戦

 どうやらザーゴ監督は、試合前に自分であげていたポイントを忘れてしまったようだ。

「非常にタフな厳しい試合になると思う。そのなかで、熱くなりすぎて冷静さを失ってしてしまえば、自分たちがやるべきことができなくなる。熱く、冷静に、という、その両極端の気持ちをしっかり、バランスよく持ちながらやらないといけない試合だと思います」

 そう自ら言っていたのに、残念ながら試合は真逆になってしまった。相手のラフなプレーで頭に血が上り、審判の判定でさらに冷静さを失う。ピッチの選手だけでなく、ベンチにいる監督やコーチたちまでもが我を忘れ、相手の土俵に乗ってしまった。

 

 

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