チームの成長を物語る4得点の快勝/【レビュー】明治安田J1第30節 鹿島対浦和
「僕も小さい頃から下部組織にいましたし、浦和とどういう関係なのかもちろん理解した上でプレーしていましたけど、特に浦和だから、というのはなかったです」
煽るメディアに上田綺世はあくまでも淡々とした姿勢を崩さない。奈良竜樹が試合に準備できなかったこともあってか、26日に全体合流を果たしたばかりで先発のピッチに立った町田浩樹も、浦和だから、ということは強調しなかった。
「浦和戦ということでたくさんのサポーターも入ってくれましたし、もちろん浦和が相手だから負けたくないという気持ちはもちろんありましたけど、ただ、ここ数試合、ホームで勝てていなかったので、ホームでサポーターに勝利を届けたいという気持ちは強くあったので、そこは勝てて良かったと思います」
クライマックス4と銘打ったホーム4連戦で、過去3試合連続で勝てていないカシマスタジアムで、ホームのサポーターの前で、しっかり勝点3を手にすること。選手たちはそのことに集中していた。そして決まった、11分という早い時間を皮切りにした4つのゴール。前節、柏戦の1−4の大敗を払拭する4−0の快勝はチームの成長を感じさせる「内容と結果が伴った」(ザーゴ監督)勝利だった。
(残り 2290文字/全文: 2833文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ