「GELマガ」鹿島アントラーズ番記者・田中滋WEBマガジン

監督は守備的なサッカーが嫌いなのですか?/【教えて、ザーゴさん】

 広島戦後の記者会見においてザーゴ監督は広島の戦いぶりを批判した。

一つのチームが守備をしてカウンターを狙ったりセカンドボール、セットプレーを狙っていたと思います。もう一つのチームがサッカーをするという状況だったと思います

先ほども言いましたが、一つのチームはサッカーをして、一つのチームはサッカーをしていない感覚です。感覚的なものですし、サッカーに対する価値観が違うところなので

 守備を固めてゴールを守ることは弱者に許された戦い方の一つでもあるはず。それを国際的なサッカー人であるザーゴが批判することに少し違和感も感じたが、どうやら真意は別のところにあったようだ。上記に引用した前半部分は正直余計なコメントで、それによって誤解が生じたと思われる。監督の真意は後半部分の「一つのチームはサッカーをして、一つのチームはサッカーをしていない感覚です」にあったようだ。

 

 

 試合翌日の会見でザーゴ監督は次のように語った。

「僕は守備的なチームに対する裁判をしているわけではありません」

「サッカーのやり方はそれぞれあるわけなので、采配ややり方に対しての裁判をしているわけではありません」

 気に入らなかったのはやはり目に余る時間稼ぎがあったからだった。

 

(残り 765文字/全文: 1299文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ